ネットサーフィンしていたら、たまたまこんなデジカメが発売されていたことを知りました。
3D COOL
レンズが2つついた3Dデジカメです。
このタイプの3Dデジカメと言えば、少し前に3Dブームがあったときに出た、富士フィルムとパナソニックのものがありました。
これら3機種はすべて持っていますし、特にフジのW1は相当使い込みましたが、全体的にいかつくて重い、F値が暗いといった点が不満でした。
あとは、3Dカメラつきのスマホもありましたが、これはカメラの間隔=視差が小さく、あまり立体感が強く出てこないのが残念でした。
そして、こんなトイデジも出てますが、さすがにVGA以下の解像度というのは実用的には苦しすぎ、といった感じで、どうも自分にとって「これだ!」といった感じの3Dデジカメはなかなかない感じですね。
ところが、そんななかで、偶然見つけたこの「3D COOL」が意外にストライクですごく良かったのです。



まずいいところが、非常にコンパクトで軽いこと。バッテリー込みで90gしかなく、持つとほんとにおもちゃみたいです。厚みも15mmととてもスリム。
さらに、レンズが侮れない性能で、35mm換算36mmでF2.8と、屈曲式レンズとしては破格に明るいです。また、割と広角で風景撮りにも十分実用的。
映像素子も1/3.2型500万画素CMOS×2となっており、(トイデジとしては)高性能なレンズとの組み合わせで、十分な解像感を見せてくれます。
AFはなくパンフォーカスで、近くを撮るとピンボケしますが、逆にAFを合わせにいかないのでピンボケを許容するならある程度の近接撮影もそれなりに実用的です(撮ったあとでリサイズしてボケが気にならない程度の解像度で楽しむ等)。
視差も十分にとれているので、撮った写真の立体感もしっかり出ています。

↑誰でも見られるように、プルプル立体視写真にしてみました。実際にはMPOフォーマットで撮れます。
さらに、バッテリーがしっかりリチウムイオンバッテリーで、かつ汎用性が高く互換バッテリーもたくさん売ってるNP-45だというのもポイントが高いです。
というわけで、これはいま世に出ている3Dカメラのなかでも、トップクラスでよくできているんじゃないかと感じる素晴らしい完成度です。
もちろんメインデジカメにするほどのクオリティではないですが、そもそもこういうデジカメはサブ機として持つものでしょうし、だとするなら気軽に持てる軽快さでさっととれる、この3D COOLみたいなパッケージングこそが3Dデジカメの基本型なのではないかとさえ思います。
これは気に入りました!
あまりに気に入ったので壊れたときのためにストックも買ってしまいましたよ(笑)。