エレキでもアコースティックでも、「ギターに挑戦したくなる」というのは多くの人が一度は通過する通過儀礼(笑)みたいなものなんじゃないかと思います。
で、その中の何割かの人は実際にギターを買って練習してみて、さらにその中のかなりの割合の人はFとかのバレーコードが弾けなかったりして挫折してしまう、というのがよくあるパターンなんじゃないかと思います(というか私がまさにそれ)。
そんなわけで、家にほこりを被ったギターが放置されている家は少なくないんじゃないかと思います。
そんな、使われていないギターを再活用して、「いきなり弾けるようになってしまう」という画期的なアイデアがあります。
それが、
ウクレレにしてしまう。
というものです。
やり方は超カンタンで、2本の弦を取り外して4本にしてウクレレチューニングに変更する、これだけでOKです。
ギター本体の改造も、特殊なパーツもまったく必要ありません。
なかでもいちばんわかりやすいのは、太い方の2本(5弦、6弦)を取り外す方法です。
これだと、ギターのチューニングのままで何も調整しなくても、D-G-B-Eということで、5度移調したLow-Gチューニングのウクレレとまったく同等となりますので、そのままウクレレとして使えます。
ただ、ほったらかしのギターは、細いほうの1弦や2弦が切れていたりさびたりしているパターンが多いと思いますので、他の弦の取り去りパターンもご紹介したいと思います。
個人的におすすめなのは、細い方と太い方、両端の1弦と6弦を除去して2~5弦を残す方法です。
これだと、弦が中心に集まるため見た目も自然です。
このパターンの場合、ギターのチューニングそのままだと低い方からA-D-G-Bとなりますが、ウクレレチューニング(Low-G相当)とするためには、残した弦のうち細い方から2番目の弦のGをF#に半音だけ下げて、A-D-F#-Bとします。
また、細い方2本の弦が両方とも切れているような場合は、太い方の4本(3弦~6弦)を残す方法も考えられます。
この場合、ギターのままのチューニングだと低い方から順にE-A-D-Gとなりますが、EとAを半音上げてF-A#-D-Gとするか、DとGを半音下げてE-A-C#-F#とすれば、ウクレレチューニング相当となります。
ギターは楽器の中でも結構難易度の高い部類だと思いますが、これがウクレレになると、ギネスブックに「世界一簡単な楽器」として登録されるほど易しい楽器に変貌しますから、今まで弾けなかったのが嘘のように簡単に弾けるようになるはずです。
もちろん、スケールの長さやネックの太さはギターのままですが、少し弾けばすぐに慣れるでしょう。
また、「エレキウクレレ」はスチール弦を張った本格的なものはほとんど手に入らず手に入ったとしても高価ですが、安いエレキギターから弦を2本外すだけで、はるかに安く「エレキウクレレ」が手に入ります。
これ、やってみるとすごく面白いですから、自宅に使われないギターが眠っている方は、ぜひ試してみていただければと思います。
ミニエレキギターいろいろ
2013年06月11日
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