携帯電話というものを使い始めてから、ツーカーから通算すると16年半、一度も(自主的には)キャリアを移さずにずっとauを使い続けてきましたが、今回、いわゆる格安SIMに家族全員の契約を移行させました。
理由としては、格安SIMの月あたり容量のベースが上がり、これまでの1~2GBから3~5GBあたりに引上げられたことが大きいです。
私の月あたりのパケット使用量が、だいたい2GB強だったので、「少なくとも3GBを安心して安く使える」というのが、格安SIMに移行する条件でした。その条件が整ったので、思い切って移行したわけです。
それに加えて、auの2年しばりがちょうど5月で切れることも、非常に大きなきっかけではありました。
移行先は、IIJmioのOEMであるビックカメラの「BIC SIM」です。
IIJ BIC SIMウェルカムパック SMS対応 マイクロSIM
まず、IIJmioを選んだ理由としては、
・ファミリーシェアプランで家族全員でMNPできる。
まず、移行は夫婦2人分まとめてと考えていたので、家族で移行すると得になるファミリーシェア系のプランを考えていました。
でも、他社ではそういうプランの一部はMNPは1件のみしかできなかったりと不便でした。
もちろん、普通に契約を2件3件やってもいいのですが、その場合は(IIJmioと比べて)使える容量の割に割高になったりするパターンがほとんどでした。
3件までまとめてMNPできる、というのが、IIJmioのファミリーシェアプランを選んだ理由の1つめです。
それ以外にも、シェア容量が10GBと余裕があり、その割に割安なこと、将来子どもが携帯を持つときに「3枚目のSIM」が使えてさらにコストパフォーマンスが高くなるかもしれない、といったこともありました。
簡単にいえば、IIJmioのファミリーシェアプランが我が家のニーズに非常にぴったり合っていた、ということです。
・品質への安心感。
IIJmioといえば、格安SIMのなかでの信頼巻はトップクラスと言っていいのではないでしょうか。
最近は速度低下も話題になっていますが、そういうことも含めて公表し議論しているところに、逆に安心感を持ちました。
そして、IIJmioのなかでも、OEMであるBIC SIMにした理由は2つです。
・カウンターで手続きすると不通期間がほとんどゼロにできる。
格安SIMの面倒な点の1つは、MNPで手配すると、あるタイミングで急に携帯が使えなくなり、新しいSIMが送り返されてくるまで不通になってしまう、ということです。
これが、BIC SIMをカウンターで申し込むと、MNP手続きを始めてもらってから15分くらいで既存の携帯が不通になり、それから15分くらいしてカウンターに戻ると、新しいSIMを受け取る事ができます。(申し込んでからSIM受け取りまでは30~40分でした)
つまり、実質的な不通期間は15分程度で、しかも「いつ不通になるか」が分かるので、不通になることによって困る時間が非常に短くて済むわけです。これなら、キャリアで機種交換するのと大して変わりません。
・Wifiスポットのサービスが無料でついてくる。
IIJmioにはなくてBIC SIMにだけあるサービスがこれです。
BIC SIMなら、Wii300というWifiスポットサービスが無料で使えるのです。
実際いま使っていますが、東京メトロの駅構内やマクドナルドあたりでは実際につながるので、アプリの更新などはこういった場所でやれば、パケットを無駄遣いしないで運用できます。思っていた以上に便利です。
MNPの手続きですが、格安SIMベンダーのページに詳しく書いてあるので簡単に書きますが、MNP予約番号をキャリアのコールセンターに電話してもらうだけです。
単刀直入に「MNPしたいので予約番号ください」と言ったら、特にヘビーな引きとめもなく5分ほどで家族2人分の番号をもらいました。
あとはその番号をBIC SIMカウンターに持っていってSIM加入の手続きをするだけです。
ここで気づいたのですが、新規発行時はSIM発行手数料自体は無料なので、SIMが最大3枚もらえるファミリーシェアプランの場合、
2枚目、3枚目のSIMをデータ専用で発行してもらえばタダでSIMが手に入る。
のです。さらに、容量も別途チャージされるわけでなく、もとの契約からシェアできるので、
2枚目、3枚目のデータ専用SIMは実質タダで運用できる。
ということにもなるわけです。
今回、通話SIMは家族2人分発行したので、余った1枚はデータSIMとして発行してもらいました。一応セルスタンバイのことも考えて、私はSMSオプションをつけたぶん、わずかに月額使用量が発生しますが、これを外せば完全無料運用が可能です。
そして最後に、今回の格安SIM移行で使うことにした端末ですが、SIMフリースマホにしました。
docomoの白ロムもいろいろ見たのですが、魅力を感じる端末がなかったことと、テザリング等で制約が出ることが気に入らなかったので、シンプルゆえに好きにカスタマイズできるSIMフリースマホを選んだわけです。
まず、私が買ったのはこちら。
ASUSTek ZenFone5
定番中の定番の、zenfone5ですね。実際に私が買ったのは、ホワイトの32GBで、中古のものです。
そして、妻に選んだのはこちら。
Huawei Ascend G620S
価格と性能のバランスがとれた、いいスマホだと思います。
こちらは妻のこだわりもあって、新品で購入。
結果的に両者の価格はだいたい同じになりました。
そして、格安SIMで運用しはじめて2週間ほどたったわけですが、感想としては、これまでとまったく同じ感覚で使えています。
むしろ、これまで3GだったのがLTEまで使えるようになって体感速度が上がったのと、やはりauのエリアよりもdocomoのエリアのほうがつながる場所が広いと感じることが多く、利便性は向上しています。
さらに、Wifiスポットも地味に便利で助かっています。
パケット容量ですが、やはり私が月2GB強程度、妻が100MB以下、データSIMの3枚目も1GBも使わない感じなので、月10GBなんてまったく使いきる気配がなく、容量の心配はほぼゼロで運用できることも確認できました。
これで、料金ですが、
これまで:2人分で月約14,000円
いま:2人分+データSIMで月約4,000円+通話料金
となりました。
通話は家族・知人間はLINE電話で済ませ、そうでない場合もみおふぉんで安く済ませているので、月500円もかかりませんので、携帯料金を月約10,000円、年間で12万円ほど節約することができました。
2015年05月17日
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