2015年09月03日

Kindleでセルフ出版にチャレンジ!(7):2冊目の恋愛本について

さて、そんなわけで、無事、1冊目の本もリリースできました。幸いにも、買ってくださっている方もいらっしゃって、本当に嬉しく思います。
楽しんでもらえるといいなあ。

そして、1冊目に続いて、2冊目のリリース準備です。

2冊目は、ジャンルがうってかわって、「恋愛本」になります
私が恋愛本をリリースするということで、意外に思われる方もいらっしゃると思うので、ちょっと背景を説明します。

先に、私は過去にいろいろなサイトを運営してきたということを書きましたが、実はそんな中の1つとして、独身だった頃、いまでいう婚活パーティ(当時はカップリングパーティと呼ばれていました)に参加していて、パーティの情報交換掲示板・HPを運営していたことがあるのです。非常に活発な掲示板で、このカテゴリでは当時恐らく日本で一番利用されていた掲示板だったのではないかと思います。メルマガも書いていて、4000人ほどの読者がいました。
そして、その頃に私が書いた大量のHP記事やメルマガの原稿が手元に残っており、これを改めて整理しておきたいとずっと思っていたのです。

かつてはこういったパーティも割と日陰な存在でしたが、いまは「婚活」という用語もできて比較的抵抗なく受け入れられるようになっているようです。
そして、この婚活パーティをうまく「戦略的に」活用すれば、いわゆる「非モテ」と呼ばれているような男性(まあ、要は当時の私なのですが)であっても、やり方次第でちゃんと出会いに成功できる、ということを私自身が当時経験しました。
なので、その過程で見つけた「出会いを成功させるための方程式」のようなものを、まとめておきたいと思ったのです。

本書をまとめるにあたって、その「出会いの方法論」に名前をつける必要がありました。
そしていろいろ考えた結果、「恋愛認知アプローチ」という名前をつけることにしました。これは、この方法論のベースに「認知心理学」が使う「脳の情報処理プロセスのモデル化」というやり方を応用しているところから着想したネーミングです(とか書くと、本業の認知心理学者の方から怒られそうですが(笑))。
ですから今度の本は、婚活パーティと「恋愛認知アプローチ」についての本、ということになります。

この「恋愛認知アプローチ」の効果は、絶大でした。
当時、初めて婚活パーティに参加してから最初の1年間は一度もカップリングに成功しなかった私でしたが、この方法を使いこなせるようになった最後の1年では、16回のパーティ参加で18名の女性とカップリングその他で出会うことに成功したのです。さらにそれだけでなく、普段の日常生活のなかでも出会いが生まれるような変化が生まれました。

2冊目の本は、そんな、「もともとモテない男性が出会いに成功するためにはどうすればいいのか」を具体的かつ実践的に解説した本になります。話題の中心は婚活パーティ攻略になりますが、そこに留まるものではなく、出会いそのものを攻略していくための汎用的な考え方とメソッドになっているわけです。
全部で原稿用紙400枚超とかなりのボリュームになりましたが、前半は「恋愛認知アプローチ」の徹底解説、そして後半は、上記で触れている「最後の1年間」の16回のパーティ参加で、私が実際にこの「恋愛認知アプローチ」をどのように使い、合計18名の出会いにつなげていったのかを詳細に記録したレポートになっています。言ってみれば、「理論と実践」という構成になっているわけです。

さて、そんな「恋愛認知アプローチ」の中身についても、簡単に書いておきたいと思います。

この方法論では、「認知レベル」という概念が導入されます。これは、ある女性からあなたがどういう存在として「見えて」いるか=「認知」されているかを、7段階に分けてカテゴライズしたものになります。

認知レベル0:会場の背景
認知レベル1:覚えている人
認知レベル2:気になる人
認知レベル3:もう少し話したい人
認知レベル4:ぜひもっと話したい人
認知レベル5:信頼できる人
認知レベル6:好きな人


恋愛認知アプローチ イメージチャート

簡単に言えば、「赤の他人」から「恋人」にいたるまでの親密度を、「女性からどう見えているか」という基準で7段階に区切ったものですね。

そのうえで、パーティ参加女性それぞれにとってのあなたの認知レベルがどの段階にあるのかを、さまざまな情報を駆使して推測し、その認知レベルに合った適切なアプローチ、コミュニケーションによってその認知レベルを徐々に引き上げ、最終的にはパーティでカップリングされ、ステディな関係になることを実現する、それが「恋愛認知アプローチ」ということになります。

なぜこれが、モテるタイプではない男性向けのやり方になっている、と言えるのでしょうか。
それは、初対面の女性に自分への関心を持ってもらって、もっと話したいと感じてもらうまでの段階、上記の認知レベルでいうと認知レベル0から4あたりまでの「上がり方」の部分を詳しく解説しているからです。
これは本書のなかで書いていますが、「モテる男」の場合、女性の認知レベルは放っておいても自動的にレベル4くらいまで簡単に上がってしまうので、あとは「既に自分に関心を持っている女性ともっと親しくなるアプローチ」だけを考えれば十分なのです。
でも、そうでない男性の場合、そこをショートカットすることができず、着実に、認知レベル0から1、1から2、2から3と順番に上がっていかなければ、女性から関心を持ってもらう、つまり「ドアを開けてもらう」ことができないわけです。

最初からモテる男性は、この部分にそんなに高いハードルがあるということを知りませんから、その「ショートカットしない」プロセスについて語ることができません。そしてモテない男性は、そもそもその段階をうまく上がっていけないからこそモテていないわけですから、やはりそのプロセスを語ることができません。
私はたまたまそこの部分に気づき、ひたすらこの「ショートカットしない出会いのプロセス」を追求し、結果、「ショートカットしないプロセス」で出会いを実現できるところまでこぎつけたので、この部分についてある程度のことを語れるようになったのだと思っています。

というわけで、この「恋愛認知アプローチ」は、私が知っている限りほとんど唯一の、この「モテない男性が必ず通らなければならない、ショートカットしない出会いのプロセス」について詳細に語られた本になったのではないかと思っています。


長文になったついでに、最近一部で話題の「恋愛工学」についても。
私も、「あの本」を読みました。率直な感想としては、とても興味深かったです。
そしてあの本的には、「恋愛認知アプローチ」は、「非モテコミットをしないフレンドシップ戦略」にカテゴライズされるものだと思っています。
逆に、「恋愛認知アプローチ」からみると、恋愛工学はやはり、「モテる男が認知レベルの下のほうをショートカットした上で、その先を極限まで効率的に(ある側面で)駆け上がるための方法論」に見えます。なので、「モテない男」には使えない方法論だと感じました。なので、おそらく「狙っているポジション」がそもそも異なるのでしょう。
ひとつ、恋愛工学と共通するポイントとして「恋愛の成否は確率事象である」という考え方があると思います。「恋愛認知アプローチ」においても、恋愛を成就するためにはまずは出会いの数を増やし、その関係をパラレルに育んでいく、という戦略をとります。だから、実際に恋愛関係が成り立つまでは「非モテコミット」はしないわけですね。
ただ、「恋愛認知アプローチ」のゴールは「Good Dad」的な恋愛関係にありますので、恋愛関係にまで到達すれば、もちろん相手にコミットすることが前提にはなると思います。(「あの本」の最後では、そういった方向性の模索も語られていたようですが)
posted by そらパパ at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子書籍 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック