さて、Kindle本も地道に作っていて、もうすぐ4冊めを出す予定ですが、一応1冊作るごとに新しいチャレンジを1つはするようにしています。
まず、「なぞ解き・聲の形」では、ハイパーリンクを随所にはりました。
これは、文章のある場所をタッチすると別の場所に移動するというもので、Webページのリンクと同じようなものです。
↑文字が水色でアンダーラインが引かれている部分がハイパーリンク。
こちらですが、設定のしかたはとても簡単で、Wordでリンクをはりたい文字列を選択、右クリックメニューで「ハイパーリンク」を指定するだけです。
これだけで、ePub、Kindle用mobiファイルでも正しくリンクがはられます。
ただし、リンク先に名前をつけておく必要があります。(ブックマークまたは見出し)
各章や節を「見出し」にしていれば簡単ですし、そうでなければ文字列を選んで「挿入」→「ブックマーク」でリンク先に使えるブックマークがつけられます。
あとは、右クリックメニューの「ハイパーリンク」→「このドキュメント内」→リンクしたい場所、でOKです。
↑同じ場所の、Wordでの設定状態。
もう一つ、これはハイパーリンクというよりは目次なのですが、特定の章の目次だけを各章の扉に表示する、というのもやりました。
これはWordでの手順がかなり面倒です。
1.目次を作りたい範囲を選択する。
2.選択状態で、「挿入」→「ブックマーク」を選択し、選択範囲に新しいブックマーク名をつけ、「追加」ボタンを押して登録する。
3.本文の、目次を作りたい場所に移動。
4.「挿入」→「クイックパーツ」→「フィールド」を選択、フィールドダイアログボックスを開く。
5.「TOC」を選択、「フィールドコード」ボタンを押す。
6.フィールドコード欄に「TOC \o "2-2" \b "第3章" \n \h」のように打ち込む。
ここで、\o "2-2" というのは、「見出しレベル2から2まで(つまり2だけ)を目次に表示」、
\b "第3章" というのは、「第3章という名前のブックマーク範囲を目次作成の対象にする」、
\n というのは、「ページ番号を表示しない」、
\h というのは、「ハイパーリンクで目次を作成する」、という、各オプションです。
7.OKボタンを押して目次を作成。
これで、部分的な目次を作成することができます。
2015年11月03日
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