2025年02月28日

Meta Quest2 バッテリー付エリートストラップの分解とニコイチ

さて、バッテリーのないエリートストラップの分解は1つ前の記事で無事にできましたが、今度はバッテリー付きのものを分解することになりました。

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市場では、バッテリー付きのQuest2用エリートストラップはまだ高価なのですが、例外があって、「伸縮バンド部分が破損しているもの」はジャンク扱いでかなり安価に購入することができます。
ぶっちゃけ、「健全なバッテリーなしエリートストラップ」と「破損したバッテリー付きエリートストラップ」の2つを買う方が、「健全なバッテリー付きエリートストラップ」を1つ買うよりもずっと安く済むような状況です。
ですので、バンドの破損したバッテリー付きエリートストラップに、問題のないバッテリーなしエリートストラップのバンドを移植し、ニコイチにすることで安価にバッテリー付きエリートストラップを手に入れようというのが今回の趣旨です。

CIMG3611.JPG

というわけで、ストラップの分解を進めていきます。作業としては、バッテリーありもなしも途中まではほぼ同じなので、前記事も参照してください。

最初に作業を簡単にするために後頭部支持パーツ(グレーの丸いパーツ)を外します。
そのうえで、ダイヤルのついた後頭部部分の主要パーツから、グレーのカバーを左右端からこじあけて外していくわけですが、この後頭部部分のパーツ、バッテリー付きとバッテリーなしとでは形が違います。バッテリー付きのほうが厚みがあって、グレーのカバーもより強固に固定されています。こじ開けの段階では、こじ開けパーツの先端がバッテリーを傷つける事態はほぼ起こらない構造にはなっていますが、細心の注意を払って分解していきます。
※2025/4/20修正:そんなことなかったです。バッテリー簡単に傷つきます。発熱して煙が出てきて大変な目にあいました。白いパーツ部分に爪を押し込むとバッテリーに届いてしまうので、こじ開けパーツはすき間部分に垂直に入れ、そこからグレーパーツ側に力を入れるようにします。(実際、固定する爪はグレーパーツの内部にあるので、白いパーツのほうに力を入れても無駄なのです)

外側のグレーのパーツを外すと、さらにその内側にもう一段グレーのパーツがあり、ねじで止まっています。

CIMG3613.JPG

今回、ねじの長さは3種類あり、最も外側の4つ(赤〇)は「長い」、その内側2列とセンター1列(計6つ、青〇)は「短い」、そしてセンターより1列だけ外側の左右4つ(黄色〇)は「とても長い」ねじになっています。前回同様、中心部にあるねじ1つ(黄緑〇)はダイヤルを止めているものなので外す必要はありません。

ねじを一通り外すと、内側のグレーのパーツも外れます。

CIMG3614.JPG

バッテリーなし版ではここには伸縮バンドとダイヤルパーツしかありませんでしたが、バッテリーあり版では細長いバッテリーユニットが組み込まれています。ユニットは固定されておらず、電源供給用のケーブルとつながっていますので、うかつに引っ張ると切れます。バンドの交換ではユニットをいじる必要はないのでそっとしておきます。

そして、ここまでくればバンドの交換は簡単です。破損しているバンドを外し(電源供給ケーブルとケーブル固定パーツは外しておきます)、別のストラップからもってきたバンドと交換して、ここまでの手順を逆にたどって組み立てていきます。
今回も、後頭部支持の丸いパーツは組み立てるより先にねじ止めしておくことを忘れないようにしましょう。

CIMG3617.JPG

ちなみに、バッテリー付きとなしのエリートストラップ間で共用できるパーツは、
・伸縮バンド部分
・後頭部支持パーツ
の2つだけのようです。それ以外は形状が異なるので交換不能です。また、伸縮バンドについても、ロゴやマークなどの表示が異なるので、交換したことは分かってしまいます。

CIMG3618.JPG
左:バッテリーなし、右:バッテリーあり。ダイヤルのある部分の厚みが違います。
posted by そらパパ at 07:08| Comment(0) | TrackBack(0) | その他ガジェット | 更新情報をチェックする
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