そうなると、次に問題になるのは「どの本を買うか?」ということです。
まあ、自分が読みたい本を買えばいいわけですが、せっかくなら紙の本にはない、オーディオブックならではの付加価値を感じられる本を買いたいところです。
私自身も試行錯誤していろいろなオーディオブックを買ってみたんですが、現在は、かなりシンプルに1つのポイントにフォーカスして購入するオーディオブックを決めています。
たとえば、こちらを見てみてください。
こちらは、audiobook.jpに現時点である知念実希人氏の作品リストです。私はこのなかで、「硝子の塔の殺人」「崩れる脳を抱きしめて」「仮面病棟」の3作品を購入しています(購入ボタンがダウンロードページボタンに変わっています)。
この3作品には共通点があります。わかるでしょうか?
それは、
朗読を担当するナレーターが複数人いる。
ということです。
つまり、これらの本については、一人のナレーターがシンプルに朗読しているのではなく、複数のナレーター(実際には声優であることが多いです)がそれぞれ配役をもち、あたかもラジオドラマのように役割分担して読んでいるのです。
実際に聞いてみるとわかりますが、ナレーターが一人なのと複数で配役分担しているのとでは、臨場感というか聞いているときに浮かんでくる情景がまったく違います。一人だと、それはあくまで朗読なので、登場人物の「仕分け」を自分の頭の中でやらなければならないのに対して、複数読みの場合は、それをやらずにただ声を聞くだけで情景につながるわけです。
しかも、複数ナレーターのオーディオブックが特に高価というわけでもなく、一人ナレーターのものと基本的に同価格帯なので、選ばない理由がないですね。
というわけで、audiobookでの本の選び方(の1つのアイデア)ですが、「複数ナレーターによるラジオドラマ風になっているものを選ぶ」ということになります。
(まあ、いうまでもないですが、自己啓発本とかを聞きたいなら、それは1人で読んでいるものしかありませんので、上記は基本的には小説に限定した話です。)
ちなみに、最初に買うオーディオブックとして超おすすめしたいのが、「成瀬は天下を取りにいく」です。

これは、オーディオブックで聞くためにあるような作品だと思います。文章が平易でストーリーがはっきりしているので、耳から聞いても(聞き流しても)100%内容が理解できます。また、もちろん複数ナレーターによるラジオドラマ形式になっていますが、成瀬あかりを担当している声優がイメージぴったりで、成瀬が本当に実在するかのような世界が展開されます。(リンク先でお試しで音声を聞けます。)
audiobook.jpは毎月のようにセールをやっているので、この「成瀬」も少し待っていれば半額で買えるチャンスがやってくると思います。この作品を半額で買ったら、間違いなく元が取れると思うので、少しでも興味を持った人がいたら、ぜひ試してみればと思います。(私はaudiobook.jpの回し者ではありませんが。)

